ほうれい線の治療方法ヒアルロン酸注入ヒアルロン酸注入のQ&A
1回でどれくらいのヒアルロン酸が必要?
ヒアルロン酸注入は、0.1ccあたりで販売しているクリニックもあれば、1本単位で販売しているクリニックもあります。どちらにしても、注入量によって費用が変わってくるので、注入量の目安が知りたいです。
年齢や肌の状態によって異なります。
ほうれい線の深さや肌質、年齢によって注入量が違ってきます。おおよその目安で言うと、30代だと1~2本、40代だと2本、50~60代だと2~4本くらいです。本数が増えるとヒアルロン酸で顔がパンパンになるのでは?と、心配する方もいますが、適切な注入をすればバランスの良い顔立ちになります。
また、1本単位で薬剤を販売しているクリニックでは、ヒアルロン酸が余った場合の対応が異なるので確認しておきましょう。余った薬剤は、ゴルゴ線など他の部位に注入してもらうことも可能です。
ヒアルロン酸注入でアレルギーが
出たりしない?
安全性の高い治療とよく聞きますが、副作用はないのでしょうか?アレルギー体質なので、検査の有無なども併せて知りたいです。
非常に稀ですがアレルギー反応が出る人もいます
ヒアルロン酸は、人の皮膚や皮下組織に存在する物質なので、アレルギーの心配はまずないと言われています。しかし、「絶対に起こらない」とは言い切れません。例えば、ヒアルロン酸に対する自己免疫性疾患で、免疫反応が働き、副作用の症状が出てしまう可能性もゼロではないのです。心配な人は、事前にアレルギー検査を受ける手段もありますが、アレルギーには即時型と遅延型があるので、その日に結果が出ません。きわめて稀なアレルギー反応のためにそこまでする人は少なく、現実的には検査を受ける人は少ないようです。
PRP皮膚再生療法との違いは?
ほうれい線治療を調べていたら、注入治療の中にPRP皮膚再生療法という治療がありました。ヒアルロン酸注入との違いについて教えてください。
ヒアルロン酸は対症療法、PRP皮膚再生療法は根本治療
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線が気になる箇所にヒアルロン酸を注入することで、一時的にシワを薄くする対症療法と言える治療法です。
一方、PRP皮膚再生療法は、自身の血小板を利用した再生療法です。自身の成長因子を注入するため、シワを埋めるような治療とは違い、肌の組織そのものを増やして、根本的な改善を図ります。ヒアルロン酸注入よりも高額ですが、3年以上効果が持続すると言われています。
コラーゲン注入との違いは?
ヒアルロン酸もコラーゲンも美肌成分ですが、ヒアルロン酸の方がよく使われているようです。なぜ、ヒアルロン酸を使用するのですか?また、コラーゲン注入との違いも知りたいです。
ヒアルロン酸の方が肌なじみが良く 安全性が高い
ほうれい線治療は、もともとはコラーゲン注入が主流でしたが、ヒアルロン酸の方が肌なじみが良く、体との親和性が高く、アレルギー反応が起こりにくいため、今ではヒアルロン酸注入が主流になっています。また、原価もヒアルロン酸の方が安いため、コラーゲン注入は使われることはほとんどなくなっているのが現状です。
ゴルゴラインやマリオネットラインにも効果ある?
ヒアルロン酸注入は、ゴルゴラインやマリオネットラインにも効果がありますか?ほうれい線治療と一緒に治療をお願いしようか検討中です。
ほうれい線治療と併用で、顔全体が明るい印象に
ゴルゴラインは、漫画「ゴルゴ13」の主人公のように、目の下から中央にかけて走るラインのことを指し、マリオネットラインは口の両端にあらわれるたるみを指します。ほうれい線も、ゴルゴラインも、マリオネットラインも加齢にともなう頬やフェイスラインのたるみが原因と言われていて、ヒアルロン酸注入は有効です。例えば、ゴルゴラインに2本、ほうれい線+マリオネットラインに2本の計4本を注入した場合、ほうれい線のみに注入した場合より顔全体が明るい印象になる事が期待できます。