ほうれい線・顔のたるみ治療サーマクール
ほうれい線やたるみ治療で広く使われているサーマクール。深く刻まれてしまったほうれい線にも有効と言われていますが、どんな人に向いている治療なのでしょうか?メリット・デメリットも併せてご紹介します。
サーマクールってどんな治療?
こんな人にオススメ!
- 頬のたるみにより、ほうれい線が目立ってしまっている人
- 注入療法や糸を入れる施術などに抵抗がある人
- 肌の引き締め効果や小顔効果も欲しい人
1回あたりの施術費用(平均) |
13~20万円 |
効果の持続期間 |
約6ヵ月 |
ダウンタイム |
ほとんどなし |
サーマクールに期待できる効果とは?
- サーマクールはバージョンアップを重ねてきているたるみ治療器です。皮膚の深部に高周波の熱エネルギーを与えることで、皮下組織にあるコラーゲンの生成を促し、皮膚の弾力やハリを蘇らせる治療法です。ハンドピールを皮膚にあて、30分ほど照射します。高周波を加えることによって、水分を含んだタンパク質が熱で縮むのと同じ現象が発生するため、治療直後から肌の引き締まりを実感できる方が多く、更に2週間後~3ヶ月かけてさらにリフトアップしていきます。効果はジワジワと現れるので、周囲に気付かれず、ほうれい線の解消やお顔全体のリフトアップ効果が期待できます。
サーマクールのメリット・デメリット
- 1回の治療の持続期間が長い。
- 照射系治療の中には「2週間ごと」 「2~3ヶ月ごと」など短い期間での定期的な通院が必要なものもありますが、サーマクールは「半年~1年」ほどの期間を開けての通院を推奨しています。通院回数が少なく済むのは嬉しいですね。
- 肌のハリUP効果も得られる
- 肌の真皮層へ熱エネルギーを加えることで、コラーゲンを生成を促進させる作用があるため、ほうれい線が薄くなるだけでなく、肌全体のリフトアップや美肌効果も期待できます。
- ゆっくり効果が現れるので、人に気付かれにくい
- サーマクールの治療直後は、肌の引き締め効果が現れ、その後は徐々にたるみが改善されていきます。リフトアップは時間をかけて現れていきますので、周囲にも気付かれにくく、自然なエイジング効果が期待できます。
- 照射時に痛み(熱感)がある
- クリニックによっては「痛みがない」「麻酔不要」と書いていますが、実際には痛みが強く出る治療です。痛みが不安な方は事前に医師に相談の上、麻酔などが可能かどうか確認をしてみましょう。
- 効果を維持するためには、年1回程度施術を受ける必要がある
- 照射系治療の中では持続期間が長いですが、糸リフトや手術のような長期的な効果は見込めません。多くの方は年1~2回のペースで通院しています。
- 手術と同程度の効果は期待できない
- 肌の引き締め効果に優れているものの、糸リフトやフェイスリフトのような治療とは異なりますので、即効性やはっきりとした変化を求める方には少し不向きな治療となります。
サーマクール 治療の流れ
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- カウンセリング
- 患者の悩みや希望をヒアリングし、ほうれい線やフェイスラインの状態を確認し、照射部位やショット数を決定します。
サーマクールのメリット・デメリットをしっかりと説明してくれる医師でしたら安心して任せることができると思いますので、不安に思うことや特に気になっているたるみなどがあれば遠慮せずに話しておきましょう。この時、痛みに弱いようなら医師と相談し、麻酔の有無も決めておいてくださいね。ただし、麻酔は有料の場合もあるのでご注意を。
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- 洗顔
- 治療部位を洗顔し、清潔な状態にします。
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- マーキング
- 照射する際の目安となるマーキングを行います。
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- 照射
- テスト照射でエネルギーを調節したら、照射に入ります。照射時間は30分程度で終わります。
この時、照射するエネルギーが弱すぎても肌の奥に光エネルギーが届かないですし、強すぎてしまうと痛みを伴う顔の腫れが出てしまう可能性がある為、経験豊富な医師が最適な照射力を調整します。
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- アフターケア
- 数分間の冷却後、メイクをして帰宅できます。洗顔・入浴も可能です。
場合によっては腫れが2、3日続くことがありますが、気になるようなら診察を受けることをおすすめします。
Graceful編集部から見たサーマクール
サーマクールは肌の真皮層から顔のたるみを引き締めることができ、パワーの強い治療のため、通院回数も少なく済む点がメリットです。痛みの感じ方は個人差がありますが、どちらかと言うと痛みの強い治療のようなので、痛みが苦手な方は、麻酔クリームなどをお願いすることをおすすめします。
治療自体は安全性が高く、ダウンタイムもほぼないため仕事を休む必要はありません。ほうれい線だけでなく、フェイスラインのゆがみやたるみが気になる方は、サーマクールも選択肢の1つに入れてみても良いかもしれませんね。