切るフェイスリフトどんな効果が期待できるの?
わかりやすく解説!
ほうれい線治療の最終手段と言われているのが、皮膚を切開して行うリフトアップ【切るフェイスリフト】です。メスを使わない治療とはどのように違うのでしょうか?治療の特徴や期待できる効果、メスを使わない治療との違いなどを分かりやすく解説します。
切るフェイスリフトってどんな治療?
こんな人にオススメ!
- 40代以降の年齢で、たるみが進行している人
- 治療スケジュールに余裕のある人
- 治療リスクを考慮できる人
1回あたりの施術費用(平均) |
80~200万円 |
効果の継続期間 |
10年前後 |
切開によるフェイスリフトは、進行した頬のたるみや、深いほうれい線があり、症状が進行している人に有効な治療法です。皮膚の真皮層にあるSMAS層から肌を引き上げるため、持続期間は長く、リフトアップの効果も期待できます。フェイスリフトには様々な術式や、切開ラインのデザインがあり、クリニックによって方針も様々です。ダウンタイム・リスクは、主に腫れ・浮腫・内出血・痛みがありますので、アフターケア方法についても事前にしっかりと確認するようにしましょう。費用はHIFUやRF、糸リフトなどの治療と比較すると高額になりますが、1度の治療で、しっかりとした変化を求める方には、おすすめの治療法となります。
切るフェイスリフトのメリット・デメリット
- どの治療よりも効果の持続期間が長い
- 皮膚や筋膜を物理的に引き上げて解消するため、高いリフトアップ効果が期待できます。効果の持続期間は約10年以上と、ほうれい線・顔のたるみ治療の中ではTOPクラスです。
- 治療後の変化を感じやすい
- 切るフェイスリフトは、ほうれい線の改善だけでなく、お顔全体のたるみのリフトアップや、首元のたるみ改善まで、様々な部位へのアプローチが可能です。SMAS筋膜を引き上げる治療のため、治療後の変化を感じやすい術式となります。
- 深いほうれい線、大きなたるみに有効
- 40代以降で、顔のたるみが進行し、他の治療で効果が感じられなくなってきた人に有効な治療法です。
- 術式によるが、術後1~2週間は腫れや痛みが続く
- 切るフェイスリフトは、耳のこめかみあたりから側頭部の生え際を切開し、余分なたるんでしまっている組織を引き上げ、切開し、縫い合わせることで、お顔全体を引き上げる治療法です。切開範囲にもよりますが、切る治療になりますので、身体への負担がかかりますし、術後の痛みや腫れも大きい特徴があります。傷跡は目立たないよう、治療に工夫が必要です。
- 手術費用が高額
- 1度の治療で高い効果が期待できるとはいえ、手術費用は80~200万円以上と高額です。切るフェイスリフトの名医と呼ばれる医師のいるクリニックで治療する場合は、指名料がかかるケースもあります。
- 感染症や神経が傷つくなどのリスクがある
- 皮膚の切開や余分な組織の切除を行う治療のため、傷口から細菌感染をする恐れがあります。炎症が起きると、場合によっては後遺症が残ることも考えられます。治療のリスク・失敗例としては、「左右非対称の顔になってしまった」 「うまく笑えなくなってしまった」 「顔のゆがみ、しびれが残る」などの後遺症が出る可能性があります。
治療の流れ
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- カウンセリング
- 医師が肌の状態を確認し、切るフェイスリフトが適しているかどうかを判断します。安心して治療を受けるためにも、分からないこと・不安なことは事前に確認し、解決しておきましょう。
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- 術前カウンセリング
- 手術前に再びカウンセリングをします。不安や疑問を確認できる最後の機会です。
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- 洗顔
- 肌の汚れやメイクを落とし、肌を清潔な状態にします。
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- 麻酔
- 手術室に移動してマーキングと消毒をしたら、全身麻酔をします。麻酔をするので基本的に痛みはありません。手術時間は2~5時間くらいです。
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- アフターケア
- 全身麻酔が切れた後は、ウトウトした状態が2時間程続きます。はっきり目が覚めたら帰宅可能です。術後の過ごし方や処方薬の説明を受け、タクシーやバスなどで帰宅するか、近隣のホテルに宿泊することもあります。
気になるダウンタイムや安全性はどう?
手術の程度によりますが、切開範囲が小さい手術でも大きな腫れが4~5日は続きます。個人差がありますが、社会復帰は2週間が目安です。痛みは強いものではなく、1~2日程度で気にならなくなります。切除の仕方が不適切だと、傷跡が目立ちやすくなるので、医師選びは非常に重要です。
編集部から見た切るフェイスリフト
切るフェイスリフトの口コミを見ると、医師の腕が結果を左右していることが分かります。せっかく美しくなりたい。改善したい。と思って高額でリスクの高い治療を受けても、思った程の効果が得られない可能性や、後遺症に悩まされている可能性も…。このようなことにならないよう、評判の良い、安心して治療を任せられる医師を選ぶことは不可欠です。不安要素が少しでもあるクリニックは、避けたほうが良いでしょう。